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2020.Jan.16〔Thursday〕
“白髪”と“薄髪”
こんにちは、塾長の太田です。
ありがたいことに、当塾が開校して、1年半近くが経ちます。
この1年半をふりかえりますと、生徒さんの成長とともに、当塾も成長させていただいていると感じることが、多くあります。
例えば、開業1年まではあまり見られなかった光景ですが、自習に足しげく通ってくださる生徒さんが、本当に増えました。
また、塾の本棚に、私が共感する本・生徒さんの刺激になると私が考える本・勉強の参考書を並べてあるのですが、これまで、そのことを生徒さんに直接お伝えしたことはありません。
そうした状況がある中、この半年間、生徒さんが自ずと、本棚に並んでいる参考書を取捨選択して勉強してくれたり、勉強に直接関係なくとも、興味のある本を読んでくれたりといった状況が出てまいりました。
また、「この参考書、今日かりていってもいいですか」と聞いていただき、ご自宅で学習される生徒さんもいらっしゃいます。
当塾は、いらっしゃる生徒さんとともに空間が成長し、生徒さんにその空間を育ててもらっている感じがします。
ただ、そうした状況がある中で、心苦しくも、生徒さんに色々と注文をつけさせていただくこともあります。
自らの腹を満たす“注文の多い料理店”には絶対になりえませぬが、ただ、 “自らの腹を満たす欲求と結果的にそうならぬよう生徒さんのことを考えているからこそのエゴ”は、やはり表裏一体です。
生徒さんに育てていただいた空間に蟄居する私こそが、より広い空間を常に意識し、成虫となるべく努力しなければと、感じます。
そんなことを考えながら、風呂上がりに自らを鏡にうつすと、この一年半の間、今までなかった白髪が多くなったことを知ります。
白髪が多くなったからと安心していた年末、髪のボリュームが薄れたことを感じ、唖然としました。
そのことに気づいた私は、正月休みに、“育毛トニック”を買い求めました。
今日、その缶に目をやり、その缶に記された文字を、初めて読みました。
そこには、“SUCCESS”と記されていました。
今だから、おもいます。
この私の月のてっぺん(周辺部)はどうなってもいい、月の光が照らされるべき当塾の主役のお月様の面々が輝いていれば(不毛で輝くのではなく)と。