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ブログ

2019.Jun.3〔Monday〕

「小さな世界」

こんにちは、塾長の太田です。

何ヶ月か前、はっとさせられたことがあります。

それは、『「話を聞きなさい」なんて指導は本当は間違っている』という題目の中での、千代田区立麹町中学校長の工藤勇一氏の次のことばです(http://wedge.ismedia.jp/articles/-/10982より引用):

「中学校は社会で活躍する人材を育てるための場所です。生徒たちが大人になり、人前で話すときに、聞いてくれない相手を叱る人はいません。だから教員が『校長先生の話をちゃんと聞きなさい』と指導する姿なんて見せてはいけない。話を聞いてもらえないのは校長の責任ですよ。言葉は伝わることが大事で、分かりやすく伝えなければ意味がないと考えています。生徒たちが『聞きたい』と思うような話をする。ビジネスの場では当たり前のことですよね」

正直なところ、生徒さんが私の話を聞いてくれないとき、こんなに大切な話をしているのに何で聞いてくれないんだ!と思うときは少なからずあり、一度だけ、生徒さんを叱ったことがあります。

自分をわかってもらいたいというのは、人間誰しもが自然に抱く「慢」の感情。それは、生徒さんのことをこんなに思っているのにという私の勝手なエゴイズムが、招いた結果です。

工藤勇一氏のことばのシャワーを浴びて以来、時々出くわすそうした状況に対する私の心のもっていきようは変わりました。ただ、無害であるばかりか有難い“酸性雨”にも似たシャワーにより、私の髪が少しずつへこたれてきています。

そんな中、ある生徒さんから、“催眠術師”と呼ばれる先生がいるとの話を聞きました。それは、ある意味での特殊能力です(“怒らない”という意味において、もしくはそれ以外の意味において)。

勉強というフィールドは、ベッドと同じようなもので、興味のなさから睡眠を誘発する可能性に満ち溢れています。

生徒さんに、勉強(学校や塾)と対極にあるディズニーランドにもし毎日行ったとしたら、必ず飽きるのではないか(勉強は皆さんにとって“日常”の代名詞のようなものになっているのに対して、“夢の国”は“非日常”の代名詞のようなものだから、それが“日常”になったらどうか)という論戦を挑んだことがありますが、見事に打ち負かされました。

そんな私も、中年になって、ディズニーランドやUSJの魅力にやられたうちの一人です(数年前から、毎年1年に1回参拝していましたが、この仕事を始めさせていただいてから行けておりません)。

中年になって“夢の国”の魅力に目覚めたその初めの年、小学生以来体験した「It’s a Small World」で、私が感慨にふけっているその横で、一緒に乗った方は、眠っていました。

どうやら、私が勝手に引いた“日常”・“非日常”というラインは、単純なものであり過ぎたようです。

ただ、その分、どちらかというと“日常”という領域に入る塾において、生徒さんを目覚めさせる可能性があるのではないかという夢想に導かれます。