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2020.May.1〔Friday〕
”アナログ機器(人間)”は、たたいてなおる!?
こんにちは、塾長の太田です。
私は、根っからの“アナログ”人間で、使っている携帯電話も“ガラケー”です。
“アナログ”人間が覚悟を決めて全てを捧げることのできる場所と腹をくくって、この仕事を始めさせていただきました。
“ガラケー”が使えなくなるときが刻々と近づくなか、受け入れる覚悟を必要とする“現実”が他にもやってきました。
それが、“オンライン授業”です(たとえ、それが一時的なものだとしても。そう願います)。
生徒さんの目的・状況に応じて、どのような指導方法や指導場所(塾の選択)がよいかは変わり、そのことに正解も答えもありません。
今回のような不測の事態を受けて、当塾が、“オンライン授業”を実施することに関して整合的な理由を見つけることができないのはもちろん、何か説明しようとすればするほど、その答えは不整合を呈します。そもそも“アナログ人間”である私が、不整合な存在です。
いずれにしても、“オンライン授業”を実施することを決定しました。
“アナログ人間”が“オンライン授業”を実施することに伴うリスクは承知の上で。
事前のチェックで“オンライン個別指導”は大きな課題なく迎えることができましたが、落とし穴がありました。“オンライン一斉指導”に。
“オンライン一斉指導”は、受験生に何かできないか考えたうえで、テクニカルな失敗を覚悟のうえで、実践に踏み切った施策でした。
初回の“オンライン一斉指導”では様々なテクニカルな課題が生じ、多くの厳しい意見も頂戴しました。
当日(翌日)は、謝罪の念・疲労・やるせない気持ちで、何が何だかわからなく、海の底深くまで沈みました、睡りを伴わずに。
翌日、“オンライン個別指導”のなかで、テクニカルな部分の改善点を教えてくれる生徒さんがいました。また、“オンライン集団授業”を開始してみると、前日のことがあったのにも関わらず、“99%”の生徒さんが参加してくださっていました。
2日目の授業終了後、複数の生徒さん・親御さんから、あたたかい言葉をかけていただきました。
特に、前日に厳しく貴重なご意見をいただいた生徒さんから、「改善されていて、とても良かったです!」といったメールを頂戴したときには、申し訳なくも本当に有難く思いました(厳しい意見も含めて率直なメッセージをいただけるとともに、ともに進んでいっていただける姿勢に、涙がおさえられません)。
前日の授業終了後は、打ちひしがれていて、そのときは“その有難さやあたたかさ”を実感できませんでしたが、複数の生徒さんと親御さんがオンライン上から退出せずに残ってくださり、一人ひとりのお客様と私がオンライン上でやり取りするのを待っていてくださっていて、それぞれのお客様と順番にやり取りをさせていただいた場面を想起しました。
二日間にわたるそうした出来事は、私に幼少期のことを想起させてくれました。
小学生のころ、祖父母から譲りうけたアナログのTVを、よく叩いてなおしていました。
私のような“アナログ人間”に対して、率直なお気持ちでこたえてくださる生徒さんや親御さんがいらっしゃることに、本当に感謝しております。
当塾に通っていただいているお客様には、感謝してもしきれません。私にできることは、日々の指導を精一杯させていただくことしかありません。当たり前のことですが、明日からの指導に改めて全力を尽くします。