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2023.Jul.26〔Wednesday〕
“サギ”と“チンアナゴ”
こんにちは、自転車通勤をしている塾長の太田です。
通勤途中、稲作の季節にたのしみなことのひとつは、サギをみることです。
サギをみること、また、サギがいなくなることで、季節の移ろいを感じます。
稲が生長しているこの時期、先日、出穂前の高くそびえる稲から、ひょっこり顔を出しているサギの姿に、とてもほっこりしました。
首がながいサギのその様子は、まるで、水族館でわたしたちを出むかえてくれる“チンアナゴ”のよう(出穂後の稲からサギが顔を出していたとしたら、その類比は、色彩的に的を射ていたかもしれません)。
日常のなかに埋もれている“非日常的な風景”を目にして、旅情を感じました。
“サギ”はしばらくすると、また旅立つという事実が、そうした気持ちの動きに影響している気がします。
生徒さんが首を長くして塾に行くのを楽しみにするというのは、冬に田んぼでサギをみることを望むようなものであるかもしれませんが、そうしたことを、つい夢想した次第です。