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2019.Jul.24〔Wednesday〕
ペンギンの”ジム”➀(”しろちゃん”に敬意を表して)
こんにちは、塾長の太田です。
当塾には、3人のキャラクターがいます。
ほんとうに有難いことに、当塾が開校する前に、当塾の指導理念にあわせて、ある生徒さんがキャラクターを描いてくださいました。
そのうちのキャラクターの1人が、ペンギンの“ジム”。
私の個人的な趣味によるキャラクター選定ではありますが、私がペンギンに魅せられたのには、大切な理由があります。
あるとき、新聞で目にした、小諸市動物園さんで開催されているという、「流しそうめん」ならぬ「流しアジ」の記事。
当時、仕事の都合で「流しアジ」の催しをみることはできませんでしたが、うかがってみたところ、それ以外のときにもペンギンの給餌をみることができるイベントが開催されていました。
その中で、ひときわ目を奪われたペンギンさんがいました。
そのペンギンさんは“しろちゃん”という名前のペンギンさん。
えさやり体験の中で、他のペンギンさんより小さいからだ(小さいだけでなく、ずんぐりむっくり)の“しろちゃん”が、他のペンギンさんより前に出て必死にえさをとろうとする姿に、何ともいえない可愛らしさと感動が入りまじった感情を抱きました。
それ以来、時間がゆるせば、“しろちゃん”に会いに行きました。
その“しろちゃん”が昨年の3月に天国にたびだちました。
“しろちゃん”のことは、ただ一日も忘れたことはありません。
昨日の夜、帰宅後、NHKで放映されている『プロフェッショナル』をみたときに、改めて大切なことに気づかされ、はっと目を覚まされた気がしました。
かなり昔に発売され、大手メーカーも修理依頼を断る電気器具を、修理されている職人の方の姿が映し出されていました。
その職人さんが仰っていた次のようなことが胸にささりました:“決まった時間で、仕事をしようとすると、それ以上のことはできなくなる(皆、同じような仕事しかしなくなる)”
忙しさの中にあって、何か大切なことを見失いがちな直感を抱いていた最近、床につくと不思議な違和感があって眠れないことがあったのですが、このことだったと感じています。
多少距離が離れていても、毎週会いに行きたくなる“しろちゃん”が与えてくれた感動、そうした感動を忘れないで生徒さんに向き合うこと以外に何も大切なことはないことを、液晶画面からの光と夜空にかがやく星の光が、有難くも私を照らし教え諭してくれました。
私は、“しろちゃん”やプロフェッショナルの職人さんには到底なれませんが、そうした存在が与えてくれる光に向かって進むことだけはできると信じたいと思います。