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2023.May.1〔Monday〕
“写真”と、真実の写し鏡たりうる生徒さんの“証言”
こんにちは、塾長の太田です。
中学3年生のみなさんが、先日、奈良・京都の修学旅行から帰ってきて、いろいろとお話をうかがいました。
実は、出発前から、お話をうかがっていて、たとえば、宿泊する旅館(ホテル)の情報をきいて、ネット検索をしたりしました。ネット上の写真をみて、こんないいところに泊まるなんていいなぁといった印象でした。
そのことに関して、帰ってきてから聞くと、次のような声が。
「部屋が、埃だらけだった」
「部屋が、せまかった(天井が低かった)」
「肉が、かたかった」
「料理の味つけが、こすぎた」
以上のことは、旅館(ホテル)側からの、中学生に向けての“教訓(敢えて与えた試練)”かもしれません。
「部屋が、埃だらけだった」→教訓として、自分で金を稼ぐようになってから、いい部屋に泊まるのがよろしい(どうやって生きていくのかを、今から考えるのがよろしい)。
「部屋が、せまかった(天井が低かった)」→教訓として、“天井(限界)”は自分で決めつけているにすぎず、見た目に惑わされずに、“天井(限界)”を自分の力で突き破れ。
「肉が、かたかった」→教訓として、最初受ける印象がわるいものほど(勉強など)、噛みしめていけばいくほど、旨味がましてくる。
「料理の味つけが、こすぎた」→教訓として、ふだん健康に気をつかって調理してくれている家族に感謝せよ。また、味つけがこい場合に、どう工夫して難局を乗り越えるか、考えよ。
ただ、はじめの印象との相違ということに関して、私は、次のようなことを感じました。
私は未婚ですが、結婚したいという気持ちが明確にあるわけではなく(そもそも、それは偶然の出会いがあってから、初めて考慮されることと考えています)、ただ、“社会的要請”からそうしたことのきっかけを考えるとき(マッチングアプリなど)、写真とちがった(“天井”が低かった)という印象を与えないためには身長を明記する配慮が必要な反面、明記すると誰もむきあってくれないという現実がみえてきます(私に関して)。また、結婚に関する“社会的要請”を考慮した結果としての行為のなかで露わになるものとして、“肉”が“ポークビッツ”みたいだった(私に関して)、ということになっても…。
中学生の生徒さんに正直な意見をきいた結果として、世の中のきびしさをあらためて直視することになり、“生きた情報”を与えてくださった生徒さんに、感謝する次第です。
また、そうしたことを踏まえて、私はどう生きていくべきかを考えるとともに、一生懸命勉強しないことには明日はないことを、実感させていただいております。