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ブログ

2022.Jul.24〔Sunday〕

“創造”は“模倣”から。

こんにちは、塾長の太田です。

苦労される時期が長くありましたが、一年という時間を経て、点数というかたちで向上された、ある生徒さんがいらっしゃいます。その生徒さんは、私が指導させていただいている“問題の解法”を、忠実に再現しつづけてくれています。

“積み上げ教科”にとどまらず、一つひとつの問題をまちがえる原因は、同じ根でつながっていることが多々あります。

その生徒さんが実力をつけたことを感じた大きな瞬間は(テストの点数が出る“はるか”前に)、勉強が必ずしも得意とはいえない生徒さんがつまずくことの多い、“等式の変形”を、これまで学習したことをもとに、いとも簡単に(学校で習っていない時期に軽く予習をした段階で)解いたときです。

ただ、思春期のまっただ中にある生徒さんに対して、何の前ぶれもなく、特定の解法を強要するのも、あまりよくないことと考えています。

生徒さんそれぞれが問題を解く過程を尊重する姿勢と、短期的視点で点数に換算することに向けての方法。

そうしたそれぞれのことに対する賛否の態度は、それぞれの姿勢が拠って立つ価値観や、その価値観によって生じる時間枠のとらえ方によって、根本的に異なります。そうした事実を認識したうえで、そうしたそれぞれの視点や立場を、俯瞰的にみて選択することが、根源的な問いとなります。そのうえでの、決断や選択を示唆するのが、一つのあり方だと感じます。そのためには、まず、自分たちが生きている“地場”(現代日本がおかれている社会・経済的状況と、現在のこどもたちへの教育のあり方)を、“大人”が客観的に把握し、それを表明することを躊躇わない覚悟が必要だとも感じます。そうはいっても、自分が置かれている“地場”を鑑みて、過激な意見による“炎上”を抑えるのも、“大人”としてのたしなみの一つだとも感じます。学習塾は、金銭と点数という価値観やそれに呼応する時間軸が、経済的な拠りどころとなっているため、中学生が様々な現象の相克になやまされるのと同時に、“大人”もそうした葛藤にくるしむことが、答えのない問いに向けてのそもそもの出発点であると考えます。既にできている、一見安定した椅子にすわって何かを言うのではなく、葛藤を抱えたまま、そうした一見情けない大人の姿をさらし、懸命に毎日を過ごすことが、“大人”にできることだと感じます。

蛇足ですが、老い行くものとして、身体的な変調をきたしつつも、開塾当初に掲げた精神的なものは変わっていないということを再確認するために、模倣と創造に関する以前のブログを、改めて再アップさせていただきます。