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2018.Jul.25〔Wednesday〕
本質的なものを射抜く生徒さんのまなざし
こんにちは。Minori塾長の太田です。
日頃、小・中学生と向き合っていると、こちらが指導する立場でありながら、生徒さんからたくさんのことを教えてもらっているのに気づかされることがあります。
私はもともと不器用なのですが、生徒さんの気をひこうと、暗記のための語呂合わせや小ネタを考えて披露することがあります。しかし、そうしたことは不発に終わる場合が多く、そんなときはとても落ち込みます。
ただ、そうした落胆を忘却の彼方に追いやってくれるのも、実は生徒さんたちです。
不器用なことに加え、ときに熱くなってしまうのが私のいけないところです。そんな私が、何の策略もなく、生徒さんと向き合っている中で真剣な話をしてしまうときがあります。自分では、「やってしまった・・・」と心の中ですぐに反省するのですが、そんなとき、ふと生徒さんの目をみると、私はハッとさせられます。私が自信をもって臨んだ問題の解き方のコツや覚え方のレクチャーをしているときには、アンニュイな表情をしている生徒さんたちなのですが・・・。
大人になると、真剣な姿勢を表に出すことが憚られたり、変なプライドが身に付いて本質的なことに正面切って向き合うことに臆病になったりすることがあります。そんな自分に活を入れ、勇気を与えてくれるまなざし…。
日々成長を続ける小・中学生と、塾という場所で相対することができる時間を大切にし、真摯な姿勢で臨まなければと改めて思います。