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2023.May.1〔Monday〕
“知と無知”―その1―
こんにちは、塾長の太田です。
先日、ある生徒さんのお父様が私の自転車を修理してくださったときに感じたことについて、お話させていただきました。
修理してくださった後の体感は、“すいすい”。
修理してくださる前の体感は、“ぎこぎこ”。
具体的な改善策を知っている(それをかたちにできる)のと知らないのとでは、大きな違いがあることを感じました。
こうしたことは、塾での指導にも関わってきます。
まずは、課題克服に向けての勉強方法を知っていただき、そのうえで、生徒さんが実践できるように努めることの大切さを、あらためて教えていただきました。
また、上記のことに関連するものとしての“空気入れ”。
押して(手動で)入れるポンプ式のものを、ずっと使っていました(そうした空気入れしかないものだと思っていました)。
数か月前に、その空気入れがこわれたため、ネットで検索したところ、小型(電話の受話器くらいの大きさ)の電動式のものがあることを知り、購入しました。
驚くほど簡単に目的を果たすことができる代物ですが、母親に話したところ、「運動にはならないけどね」と言われました。
知るのが良いこととは、必ずしも言い切れない場合もありますが、知ることによって選ぶことができるようになることを考えると(場合によっては、選択肢ができたことが別の悩みを生じさせるため、話は複雑になりますが)、知ることは、何かの出発点となる契機を与えてくれるものであることを、あらためて感じました。