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個別指導塾|安曇野市穂高|Minori

ブログ

2020.Apr.10〔Friday〕

「デシ男」

こんにちは、塾長の太田です。

3月中旬から4月初旬まで春期講習を行っていたのですが、季節講習は8名様までの“一斉指導“を行っております(15:50まで講習を行い、その後は通常通り”個別指導“を行います)。

“一斉指導”の場面では、普段は封印している“パフォーマンス”の部分が、時折顔をのぞかせてしまいます。

この春、最頻出だったのが(無意識のうちにですが)、志村けんさんの「デシ男」。

志村けんさんのキャラクターのうち、“ひとみばぁさん”と並んで私が最も好きなキャラクターです。

 

私は、頑固な性格ゆえ、安易に解ける“公式”めいたものを生徒さんに言うことは極力ひかえています。

それとは対照的に、重視しているのは、“考える道筋”(様々な課題解決のための根の部分をなすもの)を示し、徹底的に生徒さんに浸透させることです。

論理的にものごとを考える力をつけていただくのに、必要不可欠なことが、“考える道筋”を身につけることです。

“考える道筋”を身につけていただくための指導は、直球勝負なため、伝え方もいたってシンプルです。

ただ、直球すぎて、生徒さんに受け入れていただくのに時間がかかることも事実です。

そんなとき、私の脳裏には「デシ男」の姿が浮かびます。

ある要請があったときに、「デシっ」と応答をして、対象に向かってまっしぐらに直線的に動く「デシ男」。

一本の筋道の上で論理的に考える道筋は、「デシ男」の反応と行動が描く道筋と、自然とかさなって映ります。

春期講習では、「デシ男になれ」と生徒さんに訴える場面が多くありました。

 

そうした中、志村けんさんが亡くなりました。

その後の講習では、追悼の意を表して、「デシ男」を全開にして指導させていただきました。

講習中の別の場面では、突然ふってきた面白いアイデアに基づいて指導をした結果、普段は不器用で気の利いたことが言えない私ですが、開校以来、初めてにして最大の“笑い”を頂戴できた場面がありました。

「デシ男」が私に憑依したような、不思議な感覚をおぼえました。

 

「デシ男」の動線に呼応できるように、これからも一心不乱に指導のことを考え続けたいと、改めて心に誓います。