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ブログ

2022.Jul.24〔Sunday〕

“mycorrhizal network”

こんにちは、塾長の太田です。

前々回のブログで、次のようなことを書きました。

“積み上げ教科”にとどまらず、一つひとつの問題をまちがえる原因は、同じ根でつながっていることが多々あります。

さらに申し上げれば、全ての学習の根はつながっている部分が多いと考えられるため、私は、そうした“考え方の道程”を生徒さんにお伝えすることができるように、通常の個別指導と、長期休みに行う講習での指導を、工夫して実践しています。

先日(2年以上前の話ですが)、幅広い知識を習得するために、ある英文学術記事を読んでいたとき、とある題目にくぎ付けになりました。それは、“mycorrhizal network:日本語では菌根(菌)ネットワークと訳される場合が多いようです“といった”理論”に関すること。学習塾のブログという“立ち位置”に限定して、当該概念に関して、私が興味をひかれた部分的な要点は、つぎのようなことです。

森林の木々は、それぞれの根がふれあうことで、情報のやりとりをしていて、それによって森林の木々はネットワークを形成している。その過程には、菌類が一役かっている(木々と共に生きる菌類は、菌糸を伸ばすことで、木々の根と根をつないでいる)。それぞれ異なる木々は、根と菌類を通して互いに情報や栄養のやりとりをしている。例えば、病気になったりして弱った個体を、周囲の木が助けているといったことなど。

広義での指導方法に関して申し上げたとき、“人間中心主義”の立場にたって様々な事項を解釈する傾向が強い私の姿勢に警鐘を鳴らしつつも、そうしたことは、一見機能が限定されている(金銭を仲介として存在している個体としての側面を有する)学習塾で呼吸をしている私どもにとって、希望(その希望にいたる答えを確定することが難しい光の一筋)を与えてくれているように思います。また、狭義での学習指導内容に関して言及したとき、それぞれの問題の根にある”論理”をつかむことを希求する私どもの指導方法に、理論的根拠を与えてくれるものであると感じます。

そうしたネットワークは、安定した地点から情報を流すトップダウン式の伝達方式ではなく、かといって、生徒さんの自助努力のみを求める地場に資金投入するボトムアップ式の指導方式ではなく、木々の“情報伝達”を仲介する菌類のように、時に“くさい”といったそしりを、大義をもとに受け流したり、一見面倒くさい“粘っこさ”をものともしない姿勢で世界に相対したり、といった、一見格好悪く不器用な生き様を、生徒さんに”なるべく”見えないようにしつつも、そうした姿勢が拠って立つことによって生じる様々なことを、生徒さんが寝静まった時間にしっかりと向きあう覚悟があって、初めて起動する(お互いがより良い方向にむかって歩むネットワークを始動させる)ものだと感じます。