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ブログ

2022.Oct.2〔Sunday〕

特定のものを異化する“まなざし”

こんにちは、塾長の太田です。

一年ほど前に、体験授業をうけてくれたある生徒さんの目の輝きについて、ふれたことがありました。

定期テスト対策ではなく、ご本人が興味を抱かれている数検に向けての予習をすることを希望されて、ご入塾いただきました。

そうした経緯もあり、その生徒さんの定期テスト結果は、この一年間、いっさい確認することはせず(意図的にしなかったというより、自然とそうなっていました)、中学3年までの予習を早い段階で終え、中学1年生の段階から、中学3年の総合テストや全国公立高校入試を、“あそび感覚”で解いてきました。そのなかで、計算問題に課題が見つかったときは対策を練ったり、数学だけでなく学校の勉強で心配なことがあったときは、その都度、対応させていただいたりしてまいりました。

そうしてきた中で、少し前から、その生徒さんが「定期テスト」の結果をうけて、心配なことを自ら伝えてきてくれたため、「定期テスト」に向けた、より具体的な指導をさせていただく場面が増えてきました。

そんな経緯もあり、今回の定期テストで、初めて、その生徒さんの結果を見せていただきました。5教科あわせてかなり良い点数で、自由に育つ芝のフィールドの“手入れ”はほとんどしてきていなかったものの、その生徒さんからのご希望があり、今後は“手入れ”をさせていただくことを、お互いに確認しました。

学習塾は、一般に期待されている一定の“役割”もあり、そうした“役割”を、講師が逆に誇大妄想化しすぎると、視点が硬直する危険性があるなかで、その生徒さんは、常に私の“妄想”を異化してくれる存在でありつづけています。その生徒さん自らのご希望をうけての「定期テスト」対策も、そうしたフィールドでは、何だか新鮮にうつります。

講師が、これからの時代を生きていく生徒さんに向けて、特定の視点を異化する必要性を訴える責務があるなかで、生徒さんから、そうしたことの重要性と、特定の視点を異化する先にみえてくるよろこびを、教えていただいているという実感を抱いています。