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ブログ

2020.Apr.26〔Sunday〕

近くていちばん遠い海、浅くていちばん深い池

こんにちは、塾長の太田です。

釣り。釣ろうともがけばもがくほど、対象は遠くへ。

あるいは、向かい風のなか自転車をこいでいるとき。

前に進もうとすればするほど、気持ちはいらだち後退します。

そんなとき空を見上げると、鳶が羽を動かさず、風に身をまかせて青い大海原を泳いでいます。

そうしたこととは対照的に、勉強は、対象となるものを釣ろうとすればするほど、対象は近づいてきます。

ただ、対象がそういった性質であるにも関わらず、釣り竿をもつ生徒さんが釣ろうと思えないのが、勉強の最も難しいところです。

 

上記のような書き出しから始めたのは、“よい釣り竿”をもっていても、苦悩する生徒さんがいらっしゃるからです。

本来生徒さんにお伝えすべきことではありませんが、私はその生徒さんに私の内臓を解剖してもらってまでも私の本心をお伝えする覚悟があるので、お伝えしました、私も“勉強”を続けていることを。

「どうしてそう思えるのか?」その生徒さんは仰いました。

私は天邪鬼で根っからのひねくれ者ですが、きれいごとではなく、はっきり言えます。「その先に皆さんがいるから。」私はその生徒さんに、そうお伝えしました。

さらにつづけました。

自分を律していくしかない。何事も意識して鍛錬していくことが必要だと。

例えば、掃除の話。

「この世に〝雑用〟という用はない。用を雑にしたときに、雑用が生まれるのだ」 渡辺和子さん

現在のところ、現場の作業は私一人で行っているため、出社してまず行うことは掃除です。

もし私が、面倒くさいと思ってやったとしたら・・・。

その後の指導にもそうした気持ちは影響します。

有難くもいらっしゃる生徒の皆さんをお迎えするのに、失礼のないようにきれいにしよう。

そう意識するだけで、一日が変わります。

正直なところ、忙しい中で毎日そうした気持ちで向かうには、自分を律する気持ちを、意識して持ち続けることが必要です。

先日、指導には直接かかわりのないことではありますが、「面倒くさい」と口にすることがありました。3時間以上、そのことを後悔し、そのことは、自らの行動に暗い影を落としました。

 

塾講師に免許は必要なく、更新もなく、テストもありません。

それとは対照的なのが、アメリカの大学講師。生徒さんの票を集めることができなければ、居場所はなくなります。

“テスト”がないのならば、なおさら。自らを律する気持ちがないと、落ちるのは一瞬です。

仮にテストがなくても、広い意味での勉強を続けていっていただけるような姿勢を、生徒さんに身に付けていただくことを目標として、指導をしております。

私は、生徒さんの“ロールモデル”となるようなカリスマ的要素はなく、そうした力もありませんが、生徒さんにそうした姿勢を形成していただくことを希求する以上、自らがそうした姿勢をかたちづくることができるように、努力をする以外に道はありません。

“掃除”はあくまでひとつの比喩ですが、塾に行って、まず掃除をするときに使う掃除機に、先達の次の教えが縫い込まれています。

「楽に感じた時は、すでに下り坂。」 松浦弥太郎氏

「何かに入れ上げなければ天職には出会えない」 見城徹氏

掃除機があげるけたたましい音と、自らの心にある雑音の中から、そうしたことを感じとれるかどうかは、私の意識しだいです。

 

“浅くていちばん深い池”については、日々の指導を通じてその概念と呼応する出来事があったときに、改めてお伝えしたいと思います。