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個別指導塾|安曇野市穂高|Minori

ブログ

2023.Jan.31〔Tuesday〕

酔っぱらった、だるまさん

こんにちは、塾長の太田です。

先日のブログで、猪口のだるまさんがころんだ話をさせていただきました。

それからしばらくして、酒をそそいだ猪口のだるまさんを眺めていたときに、あることに思いが至りました。

酔った状態で(通常の日本酒の度数より高いアルコール分18度のにごり酒を、たんまり飲んだ状態で)、模擬テスト(全国公立高校入試)を解いたらどうなるか。

もちろん、休日に自然とそうした状況になることは、これまでに多々あったにせよ、意識的にそうするのは初めてです。

そうしたところ、自信のある国語で、答えがブレることが少しありました。

私が中学生・高校生だったときは、“文章を読むこと”と“国語のテスト問題を解くこと”のちがいを明確に教示される場面にであうことがほとんどなかったため、この仕事をさせていただく以上、指導時は、いろいろな事象を割り切ったうえで、“国語のテスト問題を解くこと”に向けた指導をしています(“つまらない”解答をつくることと、そうでないことを切り離したうえで)。

酔った状態で模擬テスト(全国公立高校入試)を解いて感じたことは、同時に、酔っていない状態で“国語のテスト問題を解くこと”に通じる部分があることを感じさせてくれ、そうしたことを示唆する実例もあります。例えば、ある大学の准教授をされている方が書かれた文章が、ある私立高校入試に出題され、その執筆者の方が当該問題を解いて、選択肢問題ができなかったとのこと。

ここで、“テクスト論”をもちだすことはしないこととして、“国語のテスト問題”は、問題作成者(必ずしも筆者ではなく)の“意図”や“指示”にそって、求められている解答を選んだり作成したりすることが、必要となります。

酔ったときに、自然と問題作成者がひいたレールから逸脱してしまったのか、それとも、根っからのひねくれ者の私が、そのレールから逸脱することを欲したのかは分かりかねますが、自分が依拠していると疑わない立ち位置を、物理的・身体的・感覚的に“ズラす”ことで気づくことがあり、そうしたことを再認識することの重要性を、あらためて感じています。