ブログ
2023.Feb.22〔Wednesday〕
動き(揺らぎ)のなかに宿るもの
こんにちは、塾長の太田です。
表題に関して。
キャンドルの炎に、どうして魅かれるのか。
キャンドルという物体に魅せられているだけでなく。
服のドレープに、どうして魅かれるのか。
そのドレープをうみだしている働く人に魅せられて。
言葉。
言葉の辞書的な意味は、止まった駒のようなもの。
こころの琴線にふれる言葉は、文脈の中で“生きている”ことばです。
生徒さん。
生徒さんたちを、特定の対象として眼差した瞬間に、この仕事は終焉をむかえます。
生徒さんたちが、常にうごき変化するなかで、閉じられた辞書のページを開くような指導ではない指導をこころがけている所存ですが、逆に、そうした生徒さんたちから本当に多くのことを教えていただいています。
自然界をふくめ、特定の磁場における“動き”や“揺らぎ”は、自らの意志ではコントロールしかねる部分が多くを占めますが、鍛錬を継続してきた生命体は、そうした“動き”や“揺らぎ”を我が身に吸収しながら前に進むことができることを、自転車で通勤しているときに、鳶や雀や鴨の動きから、学んでいます。
当塾は、居心地の良い環境を整える反面、生徒さんたちが、逆風に負けずに巣立つ筋力を育てることを目指しています。
強風の中で飛ぶ“鳥たち”が、私の師匠です。